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2009年8月14日 (金)

2009-10シーズン欧州サッカー展望

33a2acfb68ee665bfc950aa704708e9fo ちょっと遅い話題になるけど、2日にあったエスパニョールとリバプールの親善試合はとても面白かった。
エスパニョールってのは、スペイン国内リーグ、リーガ・エスパニョーラの中堅クラブなんだけど、この夏に中村俊輔が移籍を決めたことで日本でも俄然注目されるようになった。はっきり言って、自分もここは前に日本代表だったFWの西澤がいたのと、スペイン代表のルイス・ガルシアが所属してるクラブぐらいの知識しかなかったんだけどね。
なので、僕としては、この試合はイングランドのビッグ4のひとつである強豪リバプールを相手に、リーガの中堅クラブがどこまでいいところを見せられるのか、そして新加入の中村俊輔がどこまでチームにフィットしているのかに注目していた。
なにしろ、リバプールは国内リーグの開幕を2週間後に控えた状態。怪我だけは避けたいところだろうし、ホームのエスパニョールは新スタジアムのこけら落としとはいえ、まだ調整期間の真っ最中。両チームの状態を考えれば、それほどハイテンションな展開にはならないだろうと思っていたわけだ。

ところが、蓋を開けたらけっこうガチンコになっちゃってびっくり。
リバプールは序盤から普段プレミアでやってるような激しいアタックを随所に見せ、エスパニョール・サポーターから大ブーイングを受けるあり様。それに引っ張られてエスパニョールからも花試合的なタッチは早々に消え、前半はかなりスリリングな展開になった。
驚いたのは、俊輔は僕が思っていたよりもかなりチームに馴染んでいたこと。セルティックでよくやっていた右ではなく、左サイドでの起用は意外だったけど、司令塔のデ・ラ・ペーニャとのコンビネーションはかなり良かった。その後ろから上がってくる左サイドバックのダビド・ガルシアと併せて、かなりいい感じで攻撃が組み立てられていたと思ったな。
前半20分。ルイス・ガルシアに通ったスルーパスがゴールになり、俊輔待望の初アシスト!その後にもオフサイドになっちゃったけど、もう一人のFWタムードにもいいパスが通ったし、ホームデビュー戦としては合格点と言っていいだろう。
嬉しかったのは、コーナーキックも左サイドはルイス・ガルシアで、右は俊輔とあらかじめ決まってるような感じだったことだ。何しろ止まってるボールを蹴らせる技術で言ったら俊輔は世界でもトップレベル。フリーキックの順番がどうなるかはわからないけど、こういうチャンスが与えられれば、そのうちきっといい結果がでると思う。

結局、試合のほうは後半にもエスパニョールが二つのゴールを決め、見事強豪リバプールに勝利した。
ほんと、快勝って感じだった。ボールポゼッションもエスパニョールの方が多かったように思うし、俊輔をはじめとする新加入の選手もちゃんと機能しての勝利なんだから、新スタジアムのこけら落としとしてはこれ以上ないぐらいにいいものになった。

僕は今回初めてエスパニョールってクラブの試合をフルで見たんだけど、なかなか面白いサッカーをやってると思ったな。これで昨シーズン真ん中あたりの順位ってのはちょっと信じられない。どんだけレベルが高いんだ、スペインリーグ。
俊輔がいるってことはもちろん大きいけど、なかなか感情移入できそうなクラブだ、ここは。ルイス・ガルシアはスペイン人らしいファイターだし、ボランチのデ・ラ・ペーニャってのもなかなかクレバーな選手。
驚いたのは、後半2得点を挙げた19歳の何とかっていう(笑)FW。全然知らないヤツだったんだけど、こいつは今年チェルシーから移籍してきたらしい。まあ、あそこじゃドログバかアネルカのどっちかが1トップやることになっちゃってるから出番はなかったみたいだけど、移籍してきていきなりの2得点は、ダテに強豪クラブにいたわけじゃないことの証だろう。これでスペインの水が馴染めば、若いだけに大化けする可能性もあるのでは?
主将のダニエル・ハルケが練習中に亡くなってしまうという大アクシデントがあったのが気がかりだけど、開幕までにもっとコンビネーションが高められれば、けっこういい線いくんじゃないだろうか、このクラブは。
中村俊輔がリーガで通用するか否かってのはファンの間でもいろんな意見があるが、僕はなんかやれそうな気がしてきた。

それにしても、2009-10シーズンのスペインサッカーは凄いことになってる。世界のスーパースターが続々移籍してきているのだ。
128億円という史上最高額でレアル・マドリードに移籍したクリスチアーノ・ロナウドを皮切りに、カカやベンゼマまで移ってきたのにはたまげた。対するバルセロナもインテルからイブラヒモビッチが移ってきて、これで来季のクラシコは目も眩むようなスター選手がピッチに集まることになる。
はっきり言って、昨シーズンは、オレ殆どリーガは見てないんだ(苦笑)。だって、スタートと同時にバルサが独走しちゃってて、なんかつまんなかったんだもん。バルサは好きだけど、やっぱレアルやバレンシアみたいなところが拮抗してこないと全体としては見応えがなくなってしまう。

それより、レアルはジダンやベッカムがいた頃の銀河系軍団の再現を目論んでるんだろうけど、こんなに攻撃的な選手ばっかり集めて大丈夫なんだろうか?
前の方の選手ははっきり言ってあまっちゃってる。チームの象徴ラウールは外せないし、ロナウド、カカだって出さないわけには行かないだろう。そうやって優先順位でいくと、ファン・ニステルローイやロッベン、それにスナイデルなんかは出番がなくなっちゃうじゃないか。ファン・ニステルローイなんか、一昨年は神様みたいな存在だったのに、去年怪我してからは全く影が薄くなっちゃったもんなあ…。
レアルはまだ懲りずにリベリーを獲ろうと模索してるとか。うーん、くれぐれも若い才能を飼い殺すようなことだけはしないで欲しい。ベンゼマが一時期のサビオラみたいになっちゃったら、ほんと可愛そうだから。

いずれにしても、今年のシーズンは大量の移籍でヨーロッパ各クラブのメンツずいぶん換わった。吉と出るクラブもあれば凶と出るクラブもあるだろう。開幕早々から目が離せなくなりそうだ。そして、その中で日本人選手はどう関わっていくのか…。W杯南アジア大会を来年に控え、興味は尽きない。
リーガ・エスパニョーラは今月29日、プレミアリーグは15日(あ、明日じゃないか!)、セリエAは22日の開幕。なーんか、スゲエ楽しみだなあ、今シーズンは。

オレ、実は2008-09シーズンのCL決勝も、コンフェデ杯も全然見てないんだ。5月2日以降、なんか何にもやる気がしなくなっちゃってさ…。
でも、そろそろ血が騒ぐようなフットボールが見たくなってきた。今、飢えてるんだ、サッカーに。各国リーグの開幕が本当に楽しみだ。

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