I stand alone 仲井戸“CHABO”麗市「僕が君を知ってる」/ 2009年10月11日(日)SHIBUYA-AX
まったくCHABOという男は…(泣)。そりゃあこのタイトルだ。RCの曲をいつもより多く演ることぐらいは予想してたさ。だけど、3時間20分のほとんどがRCの曲で残りはカバーと共作曲、自分の持ち歌は一つも無しって…。ここまで徹底したものになるとは誰も思っていなかったと思う。いうなれば“独りトリビュート”だ(笑)。改めてスゲエ男だと思う、CHABO…。
開演の18:00を10分ほど回って場内が暗転。黒の長袖Tシャツに水玉のベスト、いつものカーゴパンツ姿のCHABOがステージに現れる。その表情はとても穏やかだった。
オレ、そんなCHABOの顔を見てまずはものすごく安心したんだよ。自分自身、このライブは楽しみな反面、ちょっと重く感じていた部分もあったからね…。客席に向かって手を挙げ、ちょっと微笑んでみせたCHABOの姿は、5月のマンスリー・ライブの頃とは明らかに違って見えた。なんていうか、大勢のお客さんを前にしたパフォーマーの顔にちゃんとなっていたのだ。よーし、こっちも気構えができた。記憶に残るであろう長い夜、何があろうとオレは最後まできっちり見届けるぞ…。そんなモードにさせてくれたんだな、CHABOの佇まいは。
オープニング。CHABOがアコギを激しくかき鳴らす。このフリーキーなフレーズは…。そしてこのイントロは…。ええっ!「よォーこそ」じゃないか!場内は驚きと歓声で揺れる。メンバー紹介が“ギター弾くしか脳の無いヤツ”だけなのは悲しいけど、ここはもう泣いてる場合じゃない!CHABOの気持ち、この夜の趣旨が瞬時に伝わってきた。そうか、そういうことか。わかったぜCHABO!
「激しい雨」のサビ“RCサクセションが聴こえる”のパートを数度繰り返した後、今度は「君が僕を知ってる」。これは5月のマンスリーでも演っていたけど、あの時の悲痛な感じとは全然違い、もうニコニコしてしまうような温かい演奏だった。サビのコーラスは観客も一緒にハモって…。なんだか80年代が戻ってきたようだったなあ…。
さらにRCの曲は続く。なにしろ、CHABO自身がMCで“今日は1人でRCの曲をたくさんやる~っ!”って宣言したのだ。
お次は「たとえばこんなラヴ・ソング」。これは恐らくCHABOが1人で演るのは初めてじゃないだろうか?後期RCやGLAD ALL OVERではカントリーっぽいアレンジが印象的だったが、この夜は原曲のアレンジに近いミディアム・ソウル風の味付け。曲の後半では、かつてCHABO自身がやっていた“Hey,Hey,Hey~”ってコーラスを観客が歌った。これがCHABOはよほど嬉しかったらしく、曲が終わってからも“そんなコーラス、あったなぁ~。忘れてたよ”って言って、コーラスのフシだけを2,3回繰り返した。
とにかく前半のRCナンバー連発はすごかった。もう、何が出てきてもおかしくない感じだった。
「ボスしけてるぜ」や「つ・き・あ・い・た・い」、「よそ者」なんかも飛び出した。「つ・き・あ・い・た・い」だぜ、まったく!これは例の“ド・ガラカ・スチャラカ・チャン”のリズムを観客が自然発生的に手拍子。
アコギのネックをバスドラ代わりにタッピングし、“ワン、ツー、イチ、ニ、サン、シ!”で始まったのはもちろん「上を向いて歩こう」だ。フシまわしは清志郎のメロではなく、坂本九っぽかったのが、なんともCHABOらしい(笑)。
ここまでは、ほんとうに畳み掛けるような感じだった。もう、あっという間。まるで80年代の一番勢いがあった頃のRCのライブの空気そのまま。そんな感じだった。
中盤からはMCも多くなる。いや、あれはMCというよりも、ほとんど“思い出語り”だな…。
CHABOと清志郎が初めて出会った「青い森」の話では、観客として観に来ていた泉谷しげるのことや、彼が当時演奏していた歌のワンフレーズも披露。そうそう、いちゃつくアベックでユルい雰囲気になっていた時にRCが演奏していたという「カニシリーズ」もやった(笑)。
話を聞いてて感じたんだけど、CHABOにとっては、やっぱりキヨシと出会った当初、お互い若く貧しかった時代が一番強く思い出に残っているんだろうなあ…。新婚時代、山口いずみさんの家の離れにおおくぼさんと住んでいた頃、独りだった清志郎がコーラを手土産によく遊びに来ていた話を懐かしそうにしていたのが、オレにはとても印象に残った。
“気を使わなそうで気を使っていて、実は気を使っていない”とか、“普通2,3時間で帰るところを夕ご飯食べて風呂まで入っていく”とか、“大晦日に遊びに来て、さすがにおおくぼさんがカリカリしてきたので2人で映画を観に行って帰ってきた”なんて話では、客席から思わず笑い声が起きた。だって、いかにも清志郎らしいエピソードだもんね、こういうのは。そんな想いを共有できていた会場の雰囲気も良かった。
初期のRCのレパートリーからは「ぼくとあの娘」や「2時間35分」、「春が来たから」(これでCHABOはRCの演奏を初めて聴いたという)や「忙しすぎたから」なんかが歌われた。「僕とあの娘」はCHABO、レコーディングに自分も関わってることを完全に忘れちゃってたみたいだ。
「コーヒーサイフォン」を朗読した後は、「ぼくの自転車のうしろに乗りなよ」が演奏される。「コーヒーサイフォン」は、CHABOが初めて国立に住む清志郎の部屋を訪ねた時に二人で作った曲だという話が有名だけど、その時、清志郎は国立の駅に自転車でCHABOを迎えに来たっていうんだよね。改めてCHABOのギターでこの曲を聴くと、なかなかサイケな曲ですなあ、これは。
「お墓」も印象的だった。作家としての清志郎の素晴らしさを再認識したってCHABOは言ってたけど、イントロは初期バージョン、原曲のレゲエタッチもちょいと意識したアレンジで、CHABOはこの楽曲を完全に自分のものにしていたと思う。
このライブ、オレが一番激しく胸を揺さぶられたのは、ギターのみで演奏された「エンジェル」だ。これは、何かのエッセイの朗読の後、雑踏の人々の話し声がSEで流れる中でプレイされたんだけど、言葉で語る以上にCHABOの気持ちが表れていて胸が痛かった。
「雨あがりの夜空に」で、CHABOは遂にエレキを手にした。これは、今までのライブでは使用されていなかった新しいギター。ナチュラルボディで小ぶりなその容貌は、なんだか清志郎が愛用していた“ZO-3”を思い起こさせた。御馴染みのイントロがプレイされると観客は総立ち。コブシも突き上げられて凄い盛り上がりだった。
この曲も、5月のマンスリーで奏でられた時とは全然印象が違っていた。あの時の「雨あがり…」は本当に悲しかったけど、この夜の「雨あがり…」は楽しかった。腹の底からサビを合唱できた。
「雨あがり…」の興奮が醒めず、観客が立ちっぱなしになった中で歌われたのは、カバー曲。I Can't Get Over Youに改めて詩を付け直した「夏の口笛」という曲だった。
この夜のCHABOは、この曲とSouthbound Train、それにAfter The Stormの3つのカバーを演奏している。どの曲も5月のマンスリーで演奏しているのだが、すべて日本語詞を作り直してあった。オレ、CHABOのこういうところがたまらなく好きだ。どこまでも音楽に対して真面目に向き合おうとする気持ちと、一本のライブにかける気迫がなければこういうことは到底できないと思う。
最後の最後、CHABOは「戦友たちへ」というメッセージを読んだ。国道を走る車の車窓から見える草原を見て、かつて同じ場所に立っていた友人たちを偲んだシンプルで奥深いメッセージ。この中でCHABOは、何度も“また会おう”と呼びかけていた。
なんとなくだけど、オレはこのメッセージ、清志郎だけに宛てたものではないような気がする。もちろん、清志郎も含まれるんだけど、彼だけじゃなく、かつてCHABOを通り過ぎていったすべての戦友たちに向けて発信されたメッセージであるかのように自分は感じた。
そして…。天国の忌野清志郎へ向けた長い手紙…。
“Hey 清志郎、聞こえてる?”で始まるその手紙は、5月のマンスリーで読まれたものに、新たな言葉が付け加えられたものだった。“中秋の名月を見て君を想った”という一節には思わず涙…。まるで「慕情」の歌詞そのままじゃないか…。
CHABOが去ったステージにはきれいな虹が…。それが消えると、スクリーンには、かつてテレビ特番で清志郎と北海道で演奏した「君が僕を知ってる」の映像が写された。清志郎の声と楽しそうなCHABO。観客は一人も帰らずに、食い入るように映像に見入ったまま手拍子を打つ。エンディングでは2人の話す声も流れたっけ。そして、映像が終わると大きな大きな拍手がAXを包んだ。
こうして3時間20分の長い夜が終わった。
自分でも意外だったんだけど、オレは「エンジェル」の時と、最後の清志郎に宛てたメッセージの時以外は涙をこぼさずに済んだ。もちろん、ぐっと堪えた瞬間は何度かあったけど、少なくとも自分の場合は、RCの楽曲に関して悲しみの色を感じながら聴くようなタッチは確実になくなりつつあることを感じる。
これは、この夜のCHABOの佇まいからは何かを吹っ切ったような印象が確かに感じられたことと、ライブで演奏されたRCの楽曲の完成度が高くて、十分にCHABOバージョンとして語れるモノになっていたからではないだろうか。
“アイツはキー、高いからなあ…。スゴイよね”と言いながら、CHABOは清志郎の歌った楽曲をなんとか自分のモノにしようと一生懸命だった。そう、本当に一生懸命だったんだよ、CHABOは。
歌を唄い、ギターを弾き、朗読をする…。それはミュージシャンとして当たり前の行為かもしれないけど、そんな当たり前のことを一生懸命に、ものすごく一生懸命にやり遂げようとするCHABOの佇まいに、神々しいほどの真摯さを見たんだ、オレは。
“この日のステージには確かに清志郎がいた”。そう総括してしまう人はきっと多いんだろう。だけど、自分はそれはちょっと違うと思う。これは明らかにCHABOのCHABOによるCHABOの演ったライブなのだ。
恐らく、CHABOはこの日のライブに向けて、ライブ・タイトルにある“I stand alone”を具現化すべく、相当気合を入れて弾き込み、歌い込んだのではないだろうか。結果として、明らかに自分の声とはキーが合わない「スローバラード」や「多摩蘭坂」のような曲でさえ、CHABOは確実に自分の歌としていた。
CHABOはこの夜のライブでRCサクセションを再現しようとしたのではないのだ。ソロアーティスト・仲井戸“CHABO”麗市として真摯に親友の作った楽曲と向き合い、真正面からRCクラシックを演奏したのだとオレは思う。
この夜のライブは、忌野清志郎がいない悲しみを共有するだけのものでは決してなかった。忌野清志郎という稀代のソングライターが作ったRCサクセションの楽曲の素晴らしさが、改めて強く感じられるステージになっていた。それに気付かせてくれたのは、何度も言うけど、やっぱりCHABOの曲に向き合う真摯さがあったからだとオレは思うのだ。
言い換えると、RCサクセションの楽曲が持つ素晴らしさ、力強さが、悲しみの色を吹き飛ばしてくれたのだ。オレはそう思う。たとえば、ちょっと前の自分なら「お墓」なんて曲は、いなくなってしまった人を連想して到底聴くことができなかったはず。だけど(清志郎とは微妙に違った角度から)、CHABOのギターでガツンと演奏されると、曲そのものの素晴らしさ、深さに改めて感じ入ってしまうのだった。
たぶん、オレみたいに感じた人は多かったんじゃないかと思う。
そして、CHABOにとってもこれはいっぺん通過しなければならないライブだったのではないか。CHABOがこんなにたくさんRCサクセションの曲をいっぺんに演るようなライブは、恐らくもうないだろう。でも、これほどではないにせよ、たぶんCHABOは、これからの自身のライブで、もしかしたらこれからの麗蘭のライブでも、RCの曲のいくつかを演り続けるような気がする。少なくとも、この夜奏でられたRCクラシックは、いつ何時でもすぐに取り出せる状態になったと思うんだ。
それでいいんだと思う。だって、RCサクセションの素晴らしい楽曲を歌い継ぐのに一番相応しいのは、やっぱりCHABOなんだから…。
このライブのタイトル、「僕が君を知ってる」だったっけ…。
オレ、もっとはっきり言っちゃうよ。「CHABOが清志郎を知ってる」んだよ…。
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コメント
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言葉がでてきません。
胸いっぱいのライブレポありがとうございます。
投稿: 大内ONCHI真一 | 2009年10月12日 (月) 17:29
はじめてコメント書きます。32歳の男です。
僕は2階席にいたのですが、真ん中の関係者席にはおおくぼさんや石井さん、竜平くんや桃ちゃんなんかの姿もあって少し緊張しました。清志郎がコーラを持って遊びにくる話の下りではおおくぼさんの笑い声が聞こえたりして、、、なんだかとても不思議な気分でした。
印象的だったのは梅津さんで、彼は一般のお客さんに混じって一人で座っていたから、もしかしたら自分でチケットを取って来たのかもしれませんね。ちょうど僕は梅津さんの斜め後ろに座っていたのでライブ中もちょこちょこ彼のことが気になって見てしまったのですが、最後にチャボが清志郎に当てた手紙を読み終えて、右手を突き上げ、ただただじっとしていたとき梅津さんは多分うなだれてうつむいてしまっている様に見えたんです。だけど少ししてなんとか力を振り絞るようにチャボに向かって静かに拳を上げたんです。
僕はそれを見てもう、、涙が止まらなくなって、、
それと同時に彼らが共に歩んできた時間をとても羨ましく感じたり、俺も頑張らなきゃなって勇気づけられたり。本当に素敵な人たちですよね。
投稿: | 2009年10月12日 (月) 21:23
俺は行けなかったというか行かなかったけど・・・
詳細、教えてくれてありがとうございます。
あと、32歳の男さんのコメント。
梅津さんの件。
コレでもうダメでした。
投稿: LA MOSCA | 2009年10月12日 (月) 22:02
頑張ってAXに入りました。
HAGAさんが感じたように自分も思いました。
CHABO 相当 今回のRCの曲々を自分の中で改めて消化してこなしてましたね。
今後のライブでもRCの曲。レパートリーに増やしてほしいですね。
来年からは、ツアー始まるようですし。
03年のような素晴らしいツアー期待したいです。
今回で懲りて自分もファンクラブ入ることとします。
最後に映し出された清志郎とチャボの北海道の屋外でのライブ。
完全版で販売されないですかね。自分。結婚前後のドタバタで紛失したようです。 あの空気感。 たまらなく素晴らしいです。
投稿: サッカー野郎KOB | 2009年10月13日 (火) 01:57
◆大内ONCHI真一さん
>胸いっぱいのライブレポありがとうございます。
うまく雰囲気が伝わってるといいんですけど…。CHABOを見守るような温かい会場の雰囲気も良かったです。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月13日 (火) 06:20
そうですか、清志郎のご家族もライブに来てたんですね…。
CHABOもライブ中に何度も2階席を見ていました。
梅津さんの件は…ほんとうに胸を打たれますね。オレ、思うんですけど、あの「戦友たちへ」というメッセージは、生き残った者すべて、あの頃同じ夏を過ごした者すべてからの去っていって人に対する想いがこめられていたのかもしれませんね。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月13日 (火) 06:24
◆LA MOSCAさん
>梅津さんの件。
コレでもうダメでした。
15日はその梅津さんの還暦記念ライブに行って来ます。きっとこの日も清志郎のことをどうしても思い出してしまうだろうけど、みんなで梅津さんをお祝いできる楽しい夜になるといいな、と思います。
“生きてるだけで丸もうけ”ですよね(笑)。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月13日 (火) 06:27
私は5月のマンスリーに行ってないので、ちょっと違う感じで見てしまった部分もあり、涙が溢れてしかたない時がありました。
でもHAGAさんの言うように「通過しなければならないライブ」だろうし「RCサクセションの素晴らしい楽曲を歌い継ぐのに一番相応しいのは、やっぱりCHABO」しかいないと思います。
次のライブでチャボらしい姿と一つまた変化したチャボが見れるんじゃないかと楽しみにしています。
投稿: daisymoon | 2009年10月13日 (火) 09:49
◆サッカー野郎KOBさん
>CHABO 相当 今回のRCの曲々を自分の中で改めて消化してこなしてましたね。
そうですよね。単なるRCの再演じゃなかったと僕も思います。一アーティスト仲井戸“CHABO”麗市として、稀代のソングライター忌野清志郎の楽曲に正面から取り組んだという、真摯なミュージシャン・シップに打たれました。
一夜でこんなにRCをやることはもう無いとは思いますけど、これからも演奏されていくRCクラシックは増えていくのでは?そんな予感がします。
北海道のテレビ特番ライブは、放映されたバージョンとはちょっと違っていたように思います。CHABOをフューチャーしたアングルが多くなかったですか?確か、あの時も「カニシリーズ」、やったんですよね(笑)。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月13日 (火) 09:59
◆daisymoonさん
うん、そうですね。5月のマンスリーに行った人とそうでない人とではやっぱり感じ方が違ってくると思います。
思うんですけど、僕なんかは本当に幸せ者で、全国には5月のマンスリーにも今回のAXにも来られなかった人がたくさんいるわけじゃないですか。その人たちのためにも、この夜の記録は世に出すべきだと思います。それもCSで放送なんて形ではなく、きちんとした映像作品として残して欲しいと。
この夜を超えて、CHABOも僕らも、また一つ強くなったような気がします。来年はCHABO、ツアーに出るらしいですが、それはある意味、全国に散らばるRCチルドレンに会いに行く旅になるんじゃないかな。生きなきゃね。お楽しみはこれからさ!
投稿: Y.HAGA | 2009年10月13日 (火) 10:07
いつも素晴らしいレポート楽しみにしています。
今回も、感動的なライブレポートありがとうございます。
投稿: かすみ | 2009年10月13日 (火) 18:18
いいライブでしたね。
今回あれっと思ったのは「コーヒーサイフォン」のエピソードの後、同曲をやるかな、って思ったらなんと「僕の自転車の後ろにのりなよ」。そうか、この曲も「君僕」同様、恋人同士のラブソングのようで「男の友情」との精神的なダブルミーニングだったのかあ!と。
私は5月のマンダラはいけませんでしたが、7月のフジロックで4万人近い聴衆を見据えたチャボの目、そしてこの夜のチャボを見て、きっと近いうちに新しいアーティストとして僕らの前に現れてくれると思います。
ついでに。私の1メートル横には蘭丸さんがいました…。
投稿: MY RB | 2009年10月13日 (火) 22:25
◆かすみさん
うまく当日の雰囲気が伝わってるといいのですが…。“CHABO、大丈夫かなあ…”なんてちょっと重たい気分もあったんですが、逆に励まされて帰ってきました。CHABO、ほんと強くなったと思います。そして“戦友”と呼べるような関係にある2人をちょっと羨ましくも思いました。
自分も濃く、しっかり生きたいなあ~って感じましたね。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月14日 (水) 10:02
◆MY RBさん
清志郎やCHABOの作るラブソングは、単純に男女の情愛を描いたように見えても、もっと普遍的な意味での関係性まで意識してるものが多いんですよね。
この夜を通過して、CHABOはまた一回り大きくなったと思います。来年からの全国ツアー、楽しみです。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月14日 (水) 10:07
まだあの余韻が離れないでいます。
なんだか一気にやっちゃったけど、結構信じられないセットリストですよね・・。
チャボ、正面から向き合ったんでしょうね。
俺らの方がしみったれだったような気がして、なんだか背筋が伸びました。
RCの曲たちにも感謝しないといけないです。
ホント、曲目の良さに救われた気もしますよね。
投稿: 恭 | 2009年10月14日 (水) 14:01
◆恭さん
>俺らの方がしみったれだったような気がして、なんだか背筋が伸びました。
そうですよね。CHABO、ほんとに強く男らしかったと思います。なんだか、またしてもRCの曲に救われちゃったなあって感じ。これって思春期の頃、RCを夢中で聴いてた頃と何も変わってないじゃないか、なんてことも感じました。人間誰しも歳を重ねるし、歳を重ねると悲しいこともたくさん経験しなきゃならなくなるのかもしれないけど、ほんとに大事なモノって何も変わらないのかもしれませんね。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月14日 (水) 21:44
本当にすばらしい夜でした。
”CHABOの曲に向き合う真摯さ・・”
ほんとに・・真正面から向き合って、ドーンと力強く、私達をつれていってくれた。
そんなふうに感じました。
この夜、ここにいることができたこと、チャボの気持ちに包まれ、70年代、80年代、90年代・・ずっと変わらない2人を間近に感じることができたこと・・とても幸せでした。
投稿: nobu | 2009年10月15日 (木) 00:22
◆nobuさん
>ほんとに・・真正面から向き合って、ドーンと力強く、私達をつれていってくれた。
僕もそう感じました。改めてスゴイなあと思ったのは、5月・6月のマンスリーで演奏されたRCナンバーも更にCHABOらしくなっていたことです。やっぱりCHABO、この夜に向けて相当準備を重ねたんだと思うんですよね。
親友としてのキヨシへの限りない思いを抱きつつ、ミュージシャン忌野清志郎に同じミュージシャンとして正面から向き合ったって感じでしょうか。
身近にいた彼が一番辛いはずなのに、逆にファンの僕らが励まされたような気分になっちゃうって…。なんて器のデカイ男なんだろう、CHABOって。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月15日 (木) 08:06
私も行きました。

この日のライブは特別でした。
チャボの魂に触れた気がしました。
私は君僕で号泣状態
場内が明るくなった時はバツが悪かったです
投稿: ちゃこ | 2009年10月15日 (木) 22:21
◆ちゃこさん
ほんと、特別なライブでしたね。“君僕”は僕もヤバかったです。隣にいたお姉さんは号泣してました。でも、いいんじゃないかな。泣きたい時には思い切り泣いちゃえばいいと思います。涙が悲しみを洗い流してくれるってこともあるもんね。
投稿: Y.HAGA | 2009年10月16日 (金) 09:41