« リマスター世代の音楽シーン | トップページ | 決勝はバイエルン VS インテル »

2010年4月28日 (水)

宇宙 日本 文京

自分でこんなことを言うのはおこがましいんだけど、30を過ぎてオレが一番変わったところは、若い時は自分や家族のことしか見えなかったのが、歳とともにもっと広く物事を考えられるようになったことだと思う。
オレは若い時、自意識過剰でけっこうイヤな奴だったと思うんだ(苦笑)。自分を大きく見せようとして、必要以上に他人を批判したりもした。ほんとサイテー。弱い犬ほどよく吼えるってヤツの典型だった。ま、子供だったんだろうなあ…。
それが、社会に出てガツン!とやられて一皮むけ、辛い恋愛をくぐり抜けて二皮むけ、結婚して三皮むけ、子供ができて四皮むけた。35過ぎてやっとズルむけになりました(笑)。

中でも、四皮めのむけ方が一番大きかった。うちは夫婦共に仕事をしていることもあり、子育てを妻任せにすることはできない。オレ自身もある程度家事をこなしたり、学校行事に出るなどしていかないと、やっていけないのだ。
正直に言うと、最初はそういうことはすごくめんどくさく思った。当時のオレは、まず仕事が第一で、プライベートな時間はできる限り音楽聴いたり、本読んだり、ライブに行ったり、走ったり、酒呑んだり、奥さんといちゃいちゃしたりしたかった(笑)。要するに、やらなくて済むようなことはできるだけやりたくなかったのだ(苦笑)。
でも、子供が保育園だの学校だのに行きだすと、そんなことは言っていられなくなる。PTAの役員とかクラスのなんとか委員とか、そういうのに自分も顔を出さないわけにはいかなくなった。

最初はものすごく気が重かった。だけど、いざ行きだすとこれが意外に面白かったんですねえ…。
たとえば、学校行事の打ち合わせで土曜日の午後なんかに役員でちょっと集まったとする。終わった後は、たいてい“じゃあ、軽く呑みに行きますか!”ってことになるわけだ。そういう場を通して、普段の生活圏では出会えなかったような、いろんな人種との繋がりができた。
地域性もあると思うけど、オレの町にはいろんな人たちが住んでいる。異業種のサラリーマン、自営の人、お医者さん、議員さん、外国人、神主さんや名前は言えないけど芸能人もいたりする。そんな歳も性も職業も違う人たちが、子供を介して集まって、わいわいがやがやお酒を酌み交わす。専業主婦やギャルママみたいな人たちとだって、こういう場がなければ一緒に呑んだりできなかっただろう。東京の下町ならではという地域性もあるかもしれないが、これは面白いですよ!ちょっと止められません(笑)。

思うんだけど、学校を卒業していったん社会に出ちゃったら、こういうフランクなコミュニティを作るのは、なかなか難しいことなんじゃないだろうか?mixiだ、ツイッターだってのもあるが、そういうのはあくまでも仮想空間。やっぱし、フェイス・トゥ・フェイスにはかなわないと思う。

そんな場でいろんな人と話をして、いつの間にかオレも考え方が柔軟になっていった。
子供がいない時には気が付かなかったことなんだけど、学校と地域ってのは密接な関係があるんだよね。お祭りとかバザーとか、町の行事は小学校の協力で成り立ってるところが大だし、運動会みたいな学校行事も町内会の協力がないとやっていけない。スクールガードとか、子供たちの安全確保のためにも、町の人たちの協力は欠かせない。持ちつ持たれつなのだ。

オレは、こういう場を通して、自分が独りでは生きていないことを実感するようになった。独りで誰にも迷惑かけず、自分も誰にも干渉せずに生きているつもりでいると思ってる人はきっと多いと思う。オレも少し前までそんな風に思ってた。だけど、実は誰もが独りではないのだ。家族に支えられ、町に守られて今の暮らしがある。少なくともオレはそう思っている。
オレの住む下町には、今や東京では珍しくなった温かいコミュニティが維持されているのだ。それに気が付いたからこそ、この環境をいつまでも保つために、こっちも積極的にコミットしていかなければいけないと思うようになったのだ。
子供や家族だけじゃなく、地域に対しても自分の足跡を何か残せないものか…。最近はそんなことを思うようになってきた。とは言っても、なにか難しいことをしようってんじゃないよ。オレは、ただこの町の人たちといつまでもわいわいやっていきたいだけ。その取っ掛かりとして、子供の学校ってのはなかなかいい触媒だと思うんだよね。

この春、長男は中学生になった。で、オレ、止せばいいのにまたクラス委員をやることにしました(苦笑)。
オレ、実はせがれが新しい学校に入学して、子供以上にわくわくしているんだ(笑)。学校に行くのも大好き。夕暮れの教室やリコーダーの合奏の音色なんかを聞いてると、なんだか泣きたくなったりするんだよ、これが((苦笑)。学校公開日なんか喜んで観に行っちゃうし、職員室だってクラス委員だから堂々と入っちゃう(笑)。これが元オチこぼれのやることかよ!って自分で自分にツッコミを入れちゃったりするんだけどね(笑)。

今年、自分は広報部をやることにした。学校行事や地域の催しに足を運び、写真を撮ったり記事を書いたりして新聞を作り、親や地域に配る係。現在、さっそく第一号の発刊を目指して活動中であります!
こういうことをはじめると、休みの日でも学校に足を運ばなきゃならないんだけど、なかなか面白くて充実した日々が続いている。何を好き好んで忙しくしてんの?ってあきれられたりもするんだけど、いいんだよ、オレは楽しんでやってんだから。何より、この活動を通して、また新たな親との付き合いが始まったのが嬉しい。
少し前に、うちの地区の公立中学には生徒があまり集まらない、なんて話をしたけど、だったら広報でこの学校のよさをアピールし、来年はガンガン生徒を集めてやろうなんてみんなで盛り上がってるんだ(笑)。

なんか、プロモーションでもやってる気分…。こうして、元ロック少年は大人になっていくのであった(笑)。

|

« リマスター世代の音楽シーン | トップページ | 決勝はバイエルン VS インテル »

日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111538/48204931

この記事へのトラックバック一覧です: 宇宙 日本 文京:

« リマスター世代の音楽シーン | トップページ | 決勝はバイエルン VS インテル »