bad condition
畜生、気を付けていたのにとうとう風邪をひいてしまった。喉が痛くて身体がだるい。日中はちょっと熱っぽさも感じる。実は次のレースまで2週間を切っている。この時期に走らないのはかなり痛いのだが、風邪をこじらせてしまっては元も子もない。ここは走るのを止めて体調が回復するのを優先することにした。
で、走らなくなってちょうど一週間。うーん、今年の春以来、故障以外の理由でこんなに連続して休んだのははじめてだ…。休んでみてつくづく感じたこと。それは得体の知れない不安感だ。なにしろ、ある本によれば、鍛えた筋肉も3日過ぎるともう劣化が始まるというのだから…。
もう我慢できない。喉の痛みもだいぶ治まったし、ジョグ程度でもいいから明日は絶対に走ろう…。昨夜はそう決めて9時半にそそくさとベッドに入り、今朝は4時半に起床。寝ぼけた身体と頭をストレッチで叩き起こし、まだ暗い街に走りに出た。
1キロ5分30秒ペースで10キロを走った。思ったよりも身体は軽く、長く休んだせいか疲労がとれていて脚もよく動いた。
そして、なによりも一週間ぶりのランはすごく気持ちよかった。まだ真夜中のような公園を駈け抜けると、なんだか自分の中の野性がむき出しになってくるような気がする。走る前は震えるほど寒かったのに、気が付くと全身から汗が流れ出していた。
久々に走って確信したよ、オレは。今の自分には走っているこの時間が絶対に必要なのだ。なんといっても、地を駆けている時間、自分は完全に独りになれている。この震えるような孤高の感覚がたまらない。まだ暗い道を獣のように黙々と走っていると、自分の身体も魂も闇の中に溶けていってしまいそうな感覚に陥る。
レースは今度の日曜日。ハーフマラソン21.09キロだ。それまでに風邪が抜けるかどうかわかならいが、レースには何が何でも出てやろうと思う。このコンディションでは当初考えていた自己ベスト更新はかなり難しいだろう。だけど、体調が悪い中で自分が何処まで頑張れるか、それを見てやりたい。
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