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2011年3月10日 (木)

ドン・マツオとは何者だ!?

少し前の話になるんだけど、2月にスカパーで「STONES SUMMIT」という番組が放送された。あんまり期待せずに観たんだけど、こいつがめっぽう面白かったのだ。
これは昨年DVDでリリースされたローリング・ストーンズの「レディース・アンド・ジェントルメン 」という映像を、スカパーが日本で初めてテレビ放送することになったのを記念して行なわれた座談会だ。とは言っても、つまりはゲストが映画を観ながら、ストーンズに関するヨタ話を延々4時間くっちゃべるだけというトンデモ番組。(笑)おそらく、ストーンズファン以外は呆れて15分でチャンネル変えただろう(苦笑)。
ストーンズファンの間ではお馴染みの評論家・マイク越谷が司会を務め、出席者はかまやつひろし、鮎川誠、ダイヤモンド・ユカイなどのミュージシャン、それに元ミュージックライフの編集長で日本で初めてビートルズにインタビューした星加ルミ子さん、カメラマンの有賀幹夫さん、何故か三代目魚武濱田成夫や井上陽水の奥さん・石川セリなんかが呼ばれていた。

マイクや鮎川さんのストーンズ・ネタってのは、けっこういろんなところで披露されている。僕もそういうのは何度も目にしてるから、まあどうせ今度もいつものパターンの番組なんだろうなと思っていたのだ、最初は。ところが蓋を開けると、これまではなかなか出てこなかったネタ、それこそローリング・ストーンズというバンドへの違った見方を発見するような発言がいくつもあり、夢中になって観てしまった。

この番組をかくも面白いものにした功労者、それはドン・マツオだ!この人がストーンズの大ファンだってことはなんとなく知ってたけど、いやはや、これほどとは…。

一番印象に残ったのは、彼がキース・リチャーズの伝記に対する感想を語っていた場面。この伝記はまだ日本未発売だから、おそらくドン・マツオはこれを原文で読んだんだろう。彼は、この本は一般的なキースに対するイメージを変えてしまうかもしれないと言っていた。すなわち、日本だとキースはデカダン・ロッカーの代表みたいな言われ方をされているが、実はとても元気でエネルギー力が高い人間なのではないかと言うのだ。常人ではないほど人間力が強い男。それがキースではないかと…。
さらに付け加えてこんなことも。マイケル・ジャクソンとか、エルビス・プレスリーとか、ブライアン・ウィルソンとか、アメリカでスターダムにのし上がった人物は頂点を極めた後は何故か破綻してしまう人が多い。でも、ストーンズの面々はとても幸せな人生をおくっているように見える。それは彼らがイギリス人だからなのか、もともと持っていたパーソナリティから来るものなのかはわからないが、もしかしたらこれがバンドでやってる強みなのではないか。ストーンズという絶対的な核を複数のメンバーで共有することで、強力なプレッシャーも分散できているのではないかと言うのだ。

なるほどなあ、と思ったよ、オレは。
こういう視点はストーンズと同時代生れの評論家なんかからはなかなか生れ難い。この番組がかくも面白いものになったのは、ドン・マツオや若手ロックバンドのオカモトズ、毛皮のマリーズの志磨遼平など、これまでの同種の番組より若い層をゲストに読んだことが大きかったと思う。

ドン・マツオ率いるズボンズはアメリカでも人気があり、ライブも何度か行なっているそうだ。確かに、ドン・マツオのコメントからは、アメリカという国の空気を肌で感じた彼ならではの視点が、そこここに表れていた。とてもクレバーなミュージシャンだと思う。彼らのストーンズへの想い、音楽に向かう姿勢はとても共感できるなあ…。
ズボンズのライブは、ずーっと昔ソウル・フラワー・ユニオンと対バンした時に一度だけ観たことある。その時は引っかかるものがなくて素通りしてしまったのだが、今、僕はドン・マツオというやせっぽちの怪人と彼が率いるズボンズが、かな~り気になっている。

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