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2011年5月18日 (水)

キースの自伝、読んでます。

300 キース・リチャーズが自らの半生を語った「ライフ」。海の向こうでは昨年刊行されてたんで、日本語訳が出るのを首を長くして待ってましたが、遂に今月12日に発売になりました。僕もさっそく手に入れましたが、総数656ページという予想を超えたボリュームにまずはびっくり。
これは読むの、けっこう手強いぞ…。と思っておっかなびっくり読み始めましたが、マジで面白い!すらすらページが進みます。

感心したのは、訳された文章のテイスト。いかにもキースっぽいワイルドさとヨーロッパ的な洗練さが適度にミックスされています。洋書を訳したミュージシャンのバイオ本って、音楽をまるでわかってない人が訳すと、すごく変なタッチになるじゃないですか。“デヴィッド・ボウイがこんな安っぽい言葉遣いするか?”みたいな…(苦笑)。あまりにもイメージと違ってたり、音楽用語の誤訳が多かったりすると、ストレスが溜まりまくって、それだけで読むのが嫌になったりしますが、こいつはそういうストレスを全く感じません。実にいい感じ。
調べてみたら、訳者の棚橋志行氏ってのは、オバマ大統領の自伝なんかも訳した経験のある人なんですね。歳も50代半ばだから、世代的にもストーンズを通過してる人なんでしょう。

ただ、さすがにこのページ数ですから、なかなか読み終わんねえ(苦笑)。ま、こうしてたらたら読んでる時間が一番幸せなんだけどね…(笑)。
感想は読了後に改めて書こうと思いますが、こいつはストーンズ・ファンに限らず、70年代の英国音楽が好きな人なら絶対読んどくべきだと思うよ。とにかく面白いです!

海外でも評判は上々のよう。だけど、それに一番驚いてるのは当のキース本人みたいね。

「あのストーリーが批評家に理解してもらえた上、ほとんどの奴が好きだっていうんだから驚きだ。俺のアルバムは、そこまでいいレビューもらってないぜ」

だそうです。あはは(笑)。キース、最高!(笑)

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ROLLING STONES」カテゴリの記事

コメント

一昨日Amazonから届いて少し読み始めていますが、訳について同じ感想を持ちました!キースらしい訳文で満足してます。

◆monkeymanさん
最高のPNですね(笑)。
なんか、洋楽ミュージシャンのインタビュー訳って伝染しますよね。最近は没頭しすぎてて普段の会話にもこの本でのキースの口調が出てくるようになってきてしまい、家族から白い目で見られています。オレは佐野元春か~っ!(苦笑)。

俺も今夜から本格的に読もうかな?と思ってます!
訳のニュアンス、若干不安がありましたが安心して読み進められそうですね。

◆LA MOSCAさん
ライフ、面白いですよ~。僕はこれを機に、買っといてほうりっ放しだった、ロニー・ウッドの自伝も読もうと思ってます。キースが書いてたことを、ロニーがどう言ってるか知りたくなってきちゃって…。

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