わかりやすい(苦笑)。
うーん…。いや確かに、わかりやすいけどさ、これ。
オレの生れ育った町は見事にオレンジ色…。
数字を頭で理解はしてましたが、こう色分けされてきっぱり示されると、はっきり言ってメゲますなあ…(苦笑)。畜生、オレの大切な場所をこんな風にしやがって!
来月、オレはこの地図の黄色からオレンジのところをうろうろするわけです。はい(笑)。
でも、ここで今もたくさんの子どもたちが暮らしていることを考えれば、びびってなんかいられない。
僕ら大人に対する放射線の影響は子どもの5分の1。だったら、僕らは子どもたちのために積極的に動いて少しでも放射能を除線する努力をすべきなのではないか。
どうせ、いくらジタバタしたって、オレらなんかせいぜいあと30年生きられればいいほうだろう。だったら、残された時間を次の世代のために有意義に使いたい。
農作物や魚だってそうだ。
3.11以降、この国で完璧にクリーンな食物を手に入れるのは難しくなってしまった。だったら、むしろ大人は開き直って多少の汚染なら思い切って食し、子どもに少しでも安全な食べ物をまわすべきではないかと思う。
福島の農家では、出荷を禁じられた農家でも野菜を作り続けている人がいる。畑の土は使わないと痩せてしまうからだ。今、福島の農業・漁業は瀕死の状況。そんな中、少しでも地元の産物を食することも復興へのアクションなのではないだろうか。
地元の人以外、誰も知らないと思うが、オレは福島に帰ったら“阿武隈の紅葉漬け”を肴に会津の酒を呑むのが楽しみなのだ。これだけは譲れない。放射能なんか屁でもない。
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ごもっとも様です。
こんな酷い状況にしやがって…。
なのにテレビでは
伝えてんのか
馬鹿にしてんのか
わからないことを言う。
酷すぎる。
テレビに出る権利を持ってるのに。
理解不能なことをやって…。
今日の「モーニングバード」にはムカついた。
何のためのニュース番組なのか分からない。
来るんですね。
こちらに。
頑張って下さい。
出来るだけ無理はせず、
生まれ故郷を綺麗にしてきて下さいね。
子供達が30と少ししか生きられないのは嫌ですね…。
あ、僕のことはいれないでです。
僕は長生きしそうなタイプの人種なんで(笑)
時間が解決…
してくれますよね。
被害者様方の心と
災害地の風景以外。
投稿: 霧矢氷骸 | 2011年6月22日 (水) 18:47
私は松戸に住んでます。福島のみなさんと比べるまでもないですが、最近ホットスポットでは、と言われてます。
ウチには小学生のチビが2人いるのですが、よく話してプールに入るのをやめてもらいました。
入りたい気持ちをグッと抑えているのがわかりました。
些細なことかもしれませんが、
子供たちの些細な日常を守ることもできず、
何が大人だ、と思っています。
投稿: Raku | 2011年6月23日 (木) 20:55
◆霧矢氷骸さん
テレビ観てると、時々ムカつくことを言う輩がいますよね。僕が一番腹立ったのは“なぜ、今、福島から逃げないのかわからない”なんて言い放った某コメンテーター。結局、他人事だと思ってるからそんなことが言えるんだと思います。
そんなに簡単に逃げられたら誰も苦労しないっての。そもそも、東京だって放射性物質が舞ってて、内部被曝の共容量なんて政府が勝手に言ってるだけなんだから、ほんとは僕らだって逃げるべきなんだと思います。でも、仕事も生活もほっぽってそんなことはできない。あんただって、東京から離れてテレビの仕事がなくなったら、明日からご飯が食べられないでしょう?福島だって同じなんだって言ってやりたいです。
原発事故の収束はまだ全然ですが、3月15日のように大量の放射性物質がぶちまけられる可能性は低くなったようですね。だったら、今は15日に降り積もった放射性物質を早く除線することが大事なんじゃないかと僕は思ってます。
投稿: Y.HAGA | 2011年6月24日 (金) 10:38
◆Rakuさん
>ウチには小学生のチビが2人いるのですが、よく話してプールに入るのをやめてもらいました。
可哀想ですよねえ…。僕の子どもが通う小学校では、6年生の夏に千葉に臨海学校に行くんです。そこで遠泳をするのが慣例なんですが、今年は10人以上の親が参加を取り止めたって聞きました。子ども達にしてみれば、小学校最後の思い出の夏になるはずだったのに…。参加する子たちと参加しない子たちの間の溝も心配ですし、ほんとに酷い時代になってしまったなって思います。
投稿: Y.HAGA | 2011年6月24日 (金) 10:44
すいません
自分は子供同様、大人も大事と思っています
長生きして欲しい大切な人がまだまだたくさんいますんで
状況が少しでも好転することを祈るまでです
諦めたくないのです
投稿: 通りすがり | 2011年6月26日 (日) 00:28
◆通りすがりさん
>自分は子供同様、大人も大事と思っています
もちろんそうです。僕もそう思います。
でも、これは個人的な故郷への思いも多々あると思いますが、汚染された野菜や魚でも、それが殆ど人体に影響を及ぼさないと考えられるレベルであれば、ある程度流通させていかないと、東北の第一次産業は本当に壊滅してしまうと思います(もちろん、明らかに内部被曝してしまう可能性のあるレベルのものは別ですよ)。
僕は原発が盛んに建てられてる時代に生まれ育った世代です。しかし、今の子供たちはもうすでに原発が建ってしまってから生まれた世代なんです。言い方を変えれば、僕らは途中で立ち止まったりストップをかけたりできる猶予があったはずなんですが、それを見過ごし、バブルを通り過ぎて今に辿りつきました。対して、子どもたちはあらかじめできあがってしまった時代に生まれました。そこに選択の余地はなかったんです。この社会は僕らが作ってしまった世界なんです。僕はそこにどうしても後ろめたさを感じてしまうんです。
この事故で東電や政府の責任は大きいと思います。でも、そんな体制をみすみす許してしまった僕の責任だって免れないと思うんです。除線や汚染野菜を食べる行為は、その罪滅ぼしなのかもしれません…。
できることなら、僕だってしないですむならそんなことはしたくありません。でも、そうすることで少しでも次の世代のためになるのなら、僕はそうします。
3.11後の世界は、そんな覚悟が必要な世界になってしまったのではないでしょうか?
投稿: Y.HAGA | 2011年6月28日 (火) 07:55
HAGAさんのお気持ちはよくわかりました。
ただ、自分はそれでも望みは捨てたくないんですね。
恐らく「ノー」は一生言い続けるでしょう。
皮肉にもあれだけの大惨事が起こりこれほど多くの国民が「原発反対」の
声を挙げてもなおも推進派の人が多いのが現状です。
今回の惨事を教訓に、より安全な「原発」を作り続けようという...。
もちろん、我々が汚染野菜を食べることで次世代の人達が幸せになれるのなら
それでも良いのですが...。
でも、もしHAGAさんがお子さんの立場だったらどうでしょうか?
お父さんが自暴自棄になってしまったら悲しくないですか?
投稿: 通りすがり | 2011年6月29日 (水) 20:58
◆通りすがりさん
僕も通りすがりさんと同じく、望みは捨てたくないです。
その望みとは一刻も早く原発事故が収束することと、被災地が復興してほしいことの二点です。
汚染野菜というと言葉がキツイかもしれませんが、低汚染度の野菜を食べることはその後者の方の希望に繋がると僕は考えています。これは決して自暴自棄な考えではなく、僕なりに冷静に考えた答えであることはわかっていただきたい。
実は、もう僕は田舎から送られてきた野菜をバリバリ食べています(笑)。これは国の言う基準値以下ではありますが、放射能が検出されたものです。これは決して子どもに与えてはいけないと僕は考えます。ただ、大人である僕は自暴自棄ではなく、積極的な自分の意志で食べることにしています。
投稿: Y.HAGA | 2011年6月29日 (水) 21:30