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2012年7月 3日 (火)

【映画】 アメイジング・スパイダーマン / マーク・ウェブ監督作品

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これ、公開初日に子供にせがまれて観に行きました。最初はあんまり気乗りせずに横目で見てたんですが、途中からかぶり付き(笑)。いやあ~面白いんでないの、これ!

マニアの方ならご存知でしょうけど、スパイダーマンってのはもともとアメリカンコミックのヒーロー。映画の実写版は2002年から3作作られていて、その後のシリーズ化も予定されていたんだけど、いつの間にかそれはナシになって(一説では主役のトビー・マグワイアが歳くって太っちゃったためとか…)、監督も主役の俳優も変えてあらたにリブート化したのが、この“アメイジング”スパイダーマンってわけ。
うちの子供なんかの世代は、この映画で初めてスパイダーマンものに接するわけだから、当然そんな流れは知らないし、知ったからってどうというものでもない。でも、僕ら世代はマグワイア版スパイダーマンも知ってるし、もっと前のアニメ版も見ているから、やっぱりどこまでがオリジナルに沿ってて、何を新たに加えてるのかってのが気にしなるよね。そういう目から見ても、“アメイジング”はなかなかよくできていると思ったのだ。

僕がツボったのは、“アメイジング”がこれまで以上にハイスクールム―ビー的な色が濃かったからだと思う。実は、僕はベタなアメリカの青春映画ってのがけっこう好きなのだ。アメリカのハイスクールを舞台にした映画やドラマは、キラキラした夢がある。80年代にはそういう映画、いっぱいあったなあ…。これが日本だと途端に田舎臭くなっちゃうのはどうしてなんでしょうね(苦笑)。
スパイダーマンってのは、もともと数あるアメコミヒーローの中でも、家族との関係や恋愛に悩んだりする人間臭いヒーローなのだが、それが“アメイジング”では、主人公の高校生活をとおしてより丁寧に描かれていた。要するに、単なる特撮ヒーローものじゃなく、青春映画としてもきちんと成り立っていたわけなんですな。
いつの間にか感情移入しちゃって胸が熱くなる場面もしばしば。特に、カート博士が変身した巨大リザードが、“天涯孤独のピーター・パーカー!”って言ってスパイダーマンに襲いかかってきた時、恋人グウェンの父親の警部が、それまでは二人の仲を快く思っていなかったのに“君は孤独ではない。我々が付いている!”と叫んで助けにきたシーンは涙ちょちょぎれた。いやあ~スパイダーマンで泣くとは思わなかったよ、オレ(苦笑)。

主役を務めたアンドリュー・ガーフィールド君の魅力も大きい。童顔のガーフィールド君は、ナイーブな高校生役にぴったりだ。シリーズ最初だから、ピーターがスパイダーマンになる過程も描かなければならないわけで、序盤は派手なアクションシーンがなかなか出てこないから、小3の次男は退屈してるかなあ~と思いきや、夢中になってスクリーンを見てた。これは、幼くして親と別れて暮らすことになったピーターの寂しさとか、孤独を抱えながらも明るく高校生活を送っているピーターを、アンドリュー・ガーフィールドが巧く演じてて、子供でも十分に感情移入できたからだろうと思う。

後半は待ってましたの特撮シーンの連続だ。ニューヨークの摩天楼を、クモの糸を使ってびゅんびゅん飛び跳ねていく映像は、アニメでは得られない映画ならではの爽快感!3Dはあんまり派手派手ではなく、ここぞという時に繰り出すような演出。これも良かった。作り手のセンスを感じます。
カート博士が変身した巨大リザードがいきなり大暴れするのは、ちょっと無理があったような気がするけど、アクションシーンは大迫力。子供もワタシも大喜びだ。男の子ってのは、ほんといくつになってもこういうのが好き。あ、オレもか…(笑)。

それにしてもガーフィールド君のスパイダーマンは、ほんとハマり役だ。決してハンサムじゃないけど、そこがイイ。ナイーブでジョーク好きで、頼りなさそうだけど最後は悪者を倒す。スパイダーマンはそんな等身大のヒーローなのですよ。
このシリーズ、まだまだこれからも続きそうで楽しみだ。ガーフィールド君は身体に貼りつくスパイダーマン・スーツを完璧に着こなしていたけど、これからもぜひその痩身を維持してシリーズを続けて欲しい。
たぶん、次作が公開される頃、オレは50を過ぎてるだろうなあ…。長男は大学生。次男は中学生ぐらいか。それでも男3匹、カミさんに呆れられながらも誘い合って映画館に足を運ぶんだろう。男はいくつになってもこういうヒーロー映画が大好きなのだ(笑)。

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