「女ともだち」と「ミーワムーラ配信ライブ」
今日は連休中に出勤した分の振替休暇。
朝食後、すぐに先日購入した早川義夫さんの新著「女ともだち」を読み始める。
2年前に奥様がご病気になり、初めて傍に居てあげたいと思ったという理由で音楽活動を休止した早川義夫さん。奥様は昨年3月に亡くなり、どうしているのだろうかと思っていたところ、この本が今月20日に出版された。「女ともだち」というタイトルだけで涙が出そうだったけど、心を強くし、昼に食事に出た以外は家に籠って一気に読み切る。
早川さんの歌にも文章にも思うこと。本当に「正直」な人だ。最初、エッセイを読んだときは、何人もの女性と浮気をしていることが赤裸々に書かれていて一寸びっくりした。しかも、それを奥様は全部知っていて平然と受け止めているのだ。でも、不思議とそれが汚らわしく感じない。嘘が一ミリもないからだと思う。
夫婦の形は100組の夫婦がいれば100通り。早川さんにとって奥様の存在は「妻」より「恋人」より大きな存在で、それを「女ともだち」と言っているのだと思う。
しかし、最後の最後に「しい子を抱きしめてあげたかった。ふざけてではなく、ぎゅっと抱きしめてあげれば良かった」と言っているのには胸が痛くなった。きっと、奥様は判っていたのだろう。最後の最後はこうして早川さんが自分の所に帰ってくることを…。
無様でも良い。世間体なんかどうだって良い。せめて愛する人の前では「正直」でありたい。いつか来るその日を、こんな風に迎えたいと思った。
夕方、買い物に出て、まいばすけっとで秋刀魚の塩焼きとちらし寿司、蓮根の煮物を購入。今日も妻は遅く、次男は義母のお宅でご厄介になる。
早めに夕食を済ませ、風呂に入って20:00からのミーワムーラ配信ライブに備える。
ツーマンライブで、ミーワムーラが登場したのは21:00すぎ。相変わらず素晴らしかった。
重さんのギターは冴えまくり、ミワさんの声に心臓掴まれっ放しの1時間。新譜発売記念ライブなのにそこからは一曲しかやらないという余裕。アルバムにも入ってなくて、初めて聞く「ネオンサイン」は新曲なんだろうか?凄くブルージーで映画のような曲だった。
とても1時間では物足りない。早くリアルなライブで会いたいと強く感じた。
余韻を引き摺りながら10時半ごろ就寝。
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