二本の配信ライブを見る
今日は休み。
10時にジムに入り、休日恒例のサーキット・トレーニングをたっぷり一時間。
2Fにあるジムの真下の空き店舗には、結局メンズアパレルが入ったようだ。今日品物の搬入を行なっていたが、ふと見るとTシャツ一枚に50,000円の値札!いまどきこんな価格の服を買う人がいるのだろうか?
今日は、先週忙しくて見ることの出来なかった配信ライブを2本見た。
まずは、仲井戸“CHABO”麗市×新谷祥子。毎年春南青山MANDALAで行われていたライブで、今年は元々秋にやる予定だったそうだが、この状況下開催が危ぶまれていたところを無観客で配信に決定したもの。CHABOとっては3度目、新谷さんにとっては初めての配信ライブ。
素晴らしいライブだった!三部構成で、一部・二部でそれぞれのソロをやった後に共演という流れ。ソロでは、この閉塞状況における二人それぞれの迷いも感じられる内省的なものだったが、共演ではその迷いを吹き飛ばし、未来への希望をつなぐような展開になっていたと思う。
特に最後に演奏された「未来」には感動した。新谷祥子の曲で元々コロナ禍の中で書かれた曲ではないのだが、今年の夏の終わりに聞くのにこれ以上ふさわしい歌はないのではないかと思わせるものだった。
全体を通して起承転結があり、トータルの完成度が高かったと思う。ネイティブ・アメリカンの教えに、今の時代のことより七世代先の子供達の幸せのために行動せよというものがあるが、それを思い出させるものだった。
もう一つはエゴ・ラッピンの中納良恵のライブ。山形ビエンナーレの一環として開催された約50分のライブで、13日(日)に開催され、アーカイブに挙がっているものだ。
エゴ・ラッピンのライブは、ゴージャスな編成での重厚なバンドサウンドが魅力だが、この日は打って変わって中納良恵の声と弾き語る一台のキーボードのみ。しかし、これが素晴らしく、中納良恵の声色は曲によって様々に変化。彼女の声はナチュラルな状態でもいく通りも表情があるのだが、曲によってはステージ上のループのような機械を自ら操作して声色を複数重ねていく。エモーショナルにして実験的。何よりも幻想的。瞑想をしているような静けさがありながら、ピリリとした心地よい緊張感が刺激的だ。
僕は彼女のソロを初めて見たのだが、ボーカルの素晴らしさにも、ピアノの説得力にもすっかりノックアウトされてしまった。改めて凄いミュージシャンだと思う。
寝しなに見たこのライブで興奮冷めやらず、11時半ごろ就寝。
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